子どものインターネット依存症と心の健康
ブログ 2023.07.05
沖縄県那覇市の心療内科医、ハートライングループ院長・医師の吉澤孝典です。
今回は、「子どものインターネット依存症と心の健康」についてお話をしていきます。
インターネット依存症とは
現代の子どもたちは、インターネットという便利なツールに触れる機会がますます増えています。しかし、その一方でインターネット依存症という新たな問題も浮上してきました。インターネットの普及に伴い、子どもたちが過度に利用することで、心の健康に悪影響を及ぼすことが明らかになってきたのです。
インターネット依存症は、インターネットを使うことに執着し、長時間のネット利用やネットから離れることへの不安・ストレス、現実逃避などが特徴とされています。子どもたちがオンラインゲームやSNSに没頭し、現実の人間関係や学校生活に支障をきたすケースも増えています。また、ネット上での誹謗中傷やネットトラブルによる心的外傷も、心の健康に悪影響を及ぼします。
インターネット依存症が心の健康に与える影響
インターネット依存症が子どもの心の健康に与える影響は深刻です。まず、過度なネット利用によって、子どもたちの社会的なつながりを弱めてしまいます。現実の人間関係やコミュニケーション能力を身につけるために必要な経験やスキルを得る機会が減り、孤立感や対人関係で悩むことが増えてしまいます。
また、インターネット上での仮想空間に没頭することで、現実逃避が生じます。子どもは自分自身の問題やストレスから逃れるために、オンラインゲームや仮想空間に没頭することがあります。しかし、現実から逃げることで問題を解決することはできず、心の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、インターネット上の誹謗中傷やトラブルは、子どもの心的外傷を引き起こすことがあります。匿名性が高く距離感があるので、インターネット上では冷酷な言葉や攻撃的な行為が横行しています。子どもはこれらの被害を受けることで、自尊心の低下やうつ症状を抱えることがあります。
子どもの心の健康を守るためにできること
親子のコミュニケーションを大切にしましょう
子どもが自分の気持ちや悩みを話しやすい環境を作ってあげることが必要です。日常的な会話や共有する時間を確保し、子どもがインターネットを使う時間とのバランスを取るようにしましょう。
適切なルールと制限を設けましょう
インターネット利用時間の制限や、インターネットを利用する際には前後に運動や外出を促すなど、生活の中でバランスを取るように配慮しましょう。さらに、子どもが利用するアプリやウェブサイトの閲覧制限やフィルタリングを行うことも有効です。
他の活動に興味や関心を持つ機会を提供しましょう
子どもが他の趣味や活動に取り組む機会を与えることも大切です。スポーツや読書、音楽などの活動を通じて、多様な経験を積ませ、自己成長を促しましょう。
子どもたちの未来を守るために
インターネット依存症は心の健康に大きな影響を与える問題です。子どもの未来を守るためには、保護者や大人が子どもとのコミュニケーションを大切にし、適切なルールやガイドラインを提供することが必要です。子どもの心の健康は、私たち大人のサポートと関心によって守られます。インターネットの活用は素晴らしいものですが、適切な利用とバランスの取れた生活を送ることが重要です。子どもたちの未来を見据え、共に心の健康に配慮しましょう。
改善をご希望される方は一度ご相談にお越しくださいね!
ハートライン沖縄クリニック 医師 院長 吉澤