発達障害の診断を受けた親がまず行うべきこと
ブログ 2024.12.13
沖縄県那覇市にあるハートライン沖縄クリニックの院長、心療内科医の吉澤です。今回は、「発達障害の診断を受けた親がまず行うべきこと」についてお話をしていきます。
目次
- 発達障害の診断を受けた際の心の整理
- 子どもの特性を理解するための第一歩
- 信頼できる情報源の見つけ方
- 専門家や支援機関とのつながりを持つ
- 家族の役割とサポート体制づくり
- 療育や教育の選択肢を検討する
- 親自身のケアも大切にする
- まとめ
1. 発達障害の診断を受けた際の心の整理
お子さんが発達障害と診断された時、多くの親御さんが驚きや不安、混乱を感じることでしょう。しかし、この診断は子どもに適切な支援を提供するための第一歩であると考えてください。焦らずに冷静に受け止めることが大切です。まずは「自分一人ではない」と理解することが安心感につながります。発達障害はさまざまな形で社会に存在し、多くの子どもたちが支援を受けながら生活しています。
2. 子どもの特性を理解するための第一歩
発達障害は一括りにできるものではなく、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)など、多様なタイプがあります。診断名だけにとらわれず、子どもの具体的な特性や得意なこと、苦手なことを観察しましょう。そのために、診断を行った医師や心理士に質問をし、日々の生活の中で子どもを観察することが重要です。この理解が、子どもの成長を支える基盤となります。
3. 信頼できる情報源の見つけ方
発達障害に関する情報はインターネットや書籍、セミナーなどで多く得られますが、中には正確でない情報も含まれています。信頼できる情報源を選ぶためには、専門家が発信している内容や公的な機関の資料を参考にすると良いでしょう。また、地域の相談窓口や診断を受けた医療機関で勧められる情報も参考になります。情報を集めすぎて混乱しないよう、基本的な知識を学ぶことから始めるのが効果的です。
4. 専門家や支援機関とのつながりを持つ
発達障害の支援には、医療、教育、福祉の分野が連携することが求められます。まずは診断を行った医療機関や地域の療育センター、教育機関に相談し、支援プランを具体化していきましょう。また、支援機関とのつながりは長期的なものとなるため、信頼関係を築き、困った時に相談できる環境を整えることが大切です。
5. 家族の役割とサポート体制づくり
発達障害を持つ子どもを育てる上で、家族の理解と協力が欠かせません。家庭内で子どもの特性を共有し、適切な対応を話し合うことが大切です。また、家族だけでなく、親の友人や地域の支援ネットワークを活用することで、負担を軽減できます。子どもを取り巻く全ての人が協力し、支え合う環境を作ることが、子どもの成長を促す鍵となります。
6. 療育や教育の選択肢を検討する
診断を受けた後は、療育や教育の選択肢を検討する段階に進みます。療育では、個別指導やグループ療育など、子どもの特性に合った方法が提供されます。教育についても、通常学級、特別支援学級、特別支援学校などの選択肢があります。それぞれのメリットやデメリットを専門家と相談しながら検討しましょう。また、途中で見直しが必要になることもあるため、柔軟な対応が求められます。
7. 親自身のケアも大切にする
子どもを支える親御さん自身の健康やメンタルケアも重要です。日々の育児や支援はエネルギーを要するため、自分自身をいたわる時間を確保しましょう。リフレッシュのための趣味や休息を取り入れること、同じ経験を持つ親同士で情報交換を行うことが、気持ちの安定につながります。また、必要であれば心療内科やカウンセリングを利用することも検討してください。
8. まとめ
発達障害の診断を受けた後、親がまず行うべきことは、心の整理をすることから始まります。そして、子どもの特性を理解し、信頼できる情報源や専門家とのつながりを持つことが重要です。家庭内外でのサポート体制を整えながら、療育や教育の選択肢を検討し、親自身のケアも大切にしてください。当院では、発達障害に関するあらゆるご相談に対応しておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
以上、ハートライン沖縄クリニックの院長、吉澤でした。