発達障害診療ならハートライン沖縄クリニック

TEL
電話でお問合せ

098-959-6424

電話受付

10:00~16:00(月~土)
(第2週、第4週の木曜を除く)
受付は南風原で行っています。

menu

close

* *

ブログ

親子で取り組む癇癪の予防法と落ち着かせ方

ブログ 2025.02.21
家族

沖縄県那覇市にあるハートライン沖縄クリニックの院長、心療内科医の吉澤です。今回は、「親子で取り組む癇癪の予防法と落ち着かせ方」についてお話をしていきます。

目次

  1. 癇癪とは何か?
  2. 癇癪が起こる原因
  3. 癇癪の予防法
  4. 癇癪が起こったときの落ち着かせ方
  5. 親自身の心のケアも大切
  6. まとめ

癇癪とは何か?

癇癪とは、子どもが強い感情を抑えきれずに爆発してしまう状態を指します。突然大声で泣いたり、物を投げたり、床に寝転んで暴れたりすることが特徴です。一般的に2歳から5歳頃に多く見られますが、発達特性によっては小学生以上になっても続くことがあります。これは、子どもがまだ自分の感情を言葉で適切に表現する能力が十分に発達していないために起こるものです。

.

癇癪が起こる原因

癇癪の原因はさまざまですが、大きく分けると次のようなものがあります。一つ目は「欲求の不満」です。おもちゃが欲しいのに手に入らない、もっと遊びたいのに止められたといった状況が引き金になります。二つ目は「感情の処理が難しいこと」です。子どもはまだ自分の気持ちをうまく言葉で説明できないため、怒りや悲しみが爆発してしまいます。三つ目は「環境の影響」です。騒がしい場所や疲れがたまっているとき、親が忙しくてかまってもらえないときなどに起こりやすくなります。

.

癇癪の予防法

癇癪を防ぐためには、まず子どもの感情を理解し、適切なサポートをすることが大切です。予防の一つ目のポイントは、「子どもの気持ちを代弁する」ことです。例えば、おもちゃが取られて泣いている子どもに対して、「悔しかったね」「もっと遊びたかったね」と声をかけると、自分の気持ちを理解してもらえたと安心します。二つ目は、「生活リズムを整える」ことです。睡眠不足や空腹は癇癪を引き起こしやすいので、規則正しい生活を送ることが重要です。三つ目は、「子どもが感情を表現できる環境を作る」ことです。「怒ったときはこのクッションを叩いてもいいよ」など、安全な方法で気持ちを発散させる機会を作ると、爆発する回数が減ります。

.

癇癪が起こったときの落ち着かせ方

癇癪が始まったとき、親が感情的になってしまうと状況は悪化します。まずは「落ち着いて見守る」ことが大切です。すぐに怒ったりせずに、子どもが安心できるような言葉をかけながら静かに待ちましょう。次に、「子どもに寄り添う」ことです。手を握る、背中をさするなど、スキンシップをとることで安心感を与えられます。また、「落ち着くためのルーチンを決めておく」と、親も子どもも対応しやすくなります。例えば、「深呼吸を3回する」「お気に入りのぬいぐるみを抱っこする」など、日頃から練習しておくと効果的です。

.

親自身の心のケアも大切

子どもの癇癪に毎日向き合っていると、親も大きなストレスを感じることがあります。自分自身の気持ちに余裕がないと、冷静に対応することが難しくなります。そのため、親自身のケアもとても重要です。例えば、「一人の時間を確保する」「信頼できる人に悩みを話す」など、自分の気持ちを整理する時間を作りましょう。また、子育ての悩みを専門家に相談するのも一つの方法です。必要であれば、心療内科や発達支援センターを活用することで、適切なアドバイスを受けることができます。

.

まとめ

癇癪は子どもの成長過程の一部であり、適切な対応をすることで徐々に減っていくものです。予防のためには、子どもの気持ちを理解し、生活リズムを整え、感情表現の場を作ることが大切です。また、癇癪が起こったときには、落ち着いて見守り、安心できる環境を提供することが重要です。さらに、親自身の心のケアも忘れずに行いましょう。子どもと親がともに成長しながら、少しずつ感情のコントロールを学んでいくことが、健やかな関係を築く鍵となります。

.

以上、ハートライン沖縄クリニックの院長、吉澤でした。

何かご相談がございましたらご気軽にご相談ください。

.

LINE相談はこちらから

https://lin.ee/dzElMLj

初診受付はこちらから

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf1gNr9-m8ZixPcKV-RiJd2dyEgNi80gWYHGnTRKGfAqQfm0A/viewform https://okinawa-daycare.com/contact/

* *
* *